2011年6月17日金曜日

ハレの日ばかりになり

ハレとケという概念があります。

多様な捉え方があるようですが、こと食事に関して限定すると、

ハレは、晴れという言葉より来ており、お正月、お盆、お祭りなど、折り目折り目の祝い事の日を指し、その日にしか餅、赤飯、白米、尾頭付きの鯛などは口にすることはありませんでした。

ケは日常の日を指し、ふだんは上記の目出度い席でしか食さないものは、口にすることはありませんでした。

そのため、ハレの日とケの日では、使う器も違ったのです。

たまにしか食べなかったご馳走を日々摂るようになれば、当然ながら体調に不良が出てもおかしくはありません。

とくに、注意せねばならないのは、餅です。

お米には、うるち米と餅米があることは、ご存じの通り。

現在、流通しているほとんどのお米がコシヒカリ系列の品種ですが、

品種改良においてモチ種を掛け合わせているため、うるち米でありながら、

餅米とも取れる、粘性を持っています。

加えて、大半の方が白米を主食とされているでしょうから、

モチ種プラス白米ですから、つねにハレの状態が続くことになります。

これが、不定主訴の原因であったり、難治化した蕁麻疹の遠因ではないかと

考えます。

年に数回だったものが、365日では、それは身体の方が受け止めきれなくなっても、

致し方ありません。

もし、蕁麻疹を克服したい、治したいとお考えのあなたであれば、

白米より玄米、コシヒカリよりササニシキなどのうるち米をセレクトし、

ハレの日ばかりでなく、古来通りのケの日を作ることが肝要でしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿

スポンサードリンク

スポンサードリンク