ハレとケという概念があります。
多様な捉え方があるようですが、こと食事に関して限定すると、
ハレは、晴れという言葉より来ており、お正月、お盆、お祭りなど、折り目折り目の祝い事の日を指し、その日にしか餅、赤飯、白米、尾頭付きの鯛などは口にすることはありませんでした。
ケは日常の日を指し、ふだんは上記の目出度い席でしか食さないものは、口にすることはありませんでした。
そのため、ハレの日とケの日では、使う器も違ったのです。
たまにしか食べなかったご馳走を日々摂るようになれば、当然ながら体調に不良が出てもおかしくはありません。
とくに、注意せねばならないのは、餅です。
お米には、うるち米と餅米があることは、ご存じの通り。
現在、流通しているほとんどのお米がコシヒカリ系列の品種ですが、
品種改良においてモチ種を掛け合わせているため、うるち米でありながら、
餅米とも取れる、粘性を持っています。
加えて、大半の方が白米を主食とされているでしょうから、
モチ種プラス白米ですから、つねにハレの状態が続くことになります。
これが、不定主訴の原因であったり、難治化した蕁麻疹の遠因ではないかと
考えます。
年に数回だったものが、365日では、それは身体の方が受け止めきれなくなっても、
致し方ありません。
もし、蕁麻疹を克服したい、治したいとお考えのあなたであれば、
白米より玄米、コシヒカリよりササニシキなどのうるち米をセレクトし、
ハレの日ばかりでなく、古来通りのケの日を作ることが肝要でしょう。
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