2011年10月17日月曜日

蕁麻疹、それも人生の一部

10月5日にアップルの共同創業者であり元CEOのSteve Jobsが永眠しました。

彼に対して、オバマ大統領、ビル・ゲイツはじめ哀悼のコメントにありますが、

彼が成し遂げた偉業をここであれこれ書くまでもありませんが、

彼自身、創業者したアップルを追放され、瀕死状態のアップルへ復帰、

そして現在の興隆まで盛り返すことに成功し、人生の幕を閉じました。

じつは、彼が追放後にアップルユーザーになった訳ですが、かれこれ15年以上

使い続けている訳で、Steveが追放された訳も、良からぬ面も知っています。

よく、良からぬ面を強調し、嫌がる人もいます。

確かにそうかも知れません。酷いことをしていますから。

ですが、いっさい悪さしない人が成功しているかと言えば、そんなことはありませんし、

良い面もあれば、悪い面もあるのが人間というものでしょう。

それを教えてくれたのが、Steve Jobsかもしれません。

彼の有名なスタンフォード大学でのスピーチの一節に、

"毎日を人生の最後の日だと思って生きていれば、いつかはその思いが正しいとわかる日がやってくる。"

というものがあります。

この言葉を知ったときに、この言葉に近いことを感じたときに、

蕁麻疹と自分もつきあえるようになった時だったように感じました。

自分自身、ずっと蕁麻疹を憎むようなところがありました。

かゆくなると思考は停止するし、とにかく何もする気になれない。

そんな状態が20数年続いていたのですから、そうなってもおかしくないでしょうが、

ところが、ある時、今日が最後の日と思えることがあり、

そう思ったら、あー、蕁麻疹も自分の人生の一部だなと。

そうしたら、蕁麻疹持ちということを受け入れられるようになり、

上手に蕁麻疹とつき合っていけるように考え方も生活習慣も変わりました。

どう思えるか。

かゆいときには難しいかも知れません。

ですが、どう思うかによって、行動が変わることは間違いがありません。

その考えを再確認させてくれたのが、彼でした。

改めて、ここにご冥福をお祈りします。


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