慢性蕁麻疹に悩むあなた、そして過去に悩んだ私も、
一度はお世話になったことがあるはずの抗ヒスタミン薬。
発売開始が1933年ということですから、歴史のある薬と言えます。
以前にも書きましたが、抗ヒスタミン薬は眠気を催すため、
使用時には注意が必要です。
じっさい、抗ヒスタミン薬を使用中に自動車の運転でひやっを
通り越してあわや大事故という居眠り状態になったことがありました。
そんなこともあって眠気を伴わない第2世代の抗ヒスタミン薬が、
1983年に発売されたものの、普及率は40%程度に留まっているそうです。
これは、処方する医師が、第1世代の方が効き目があると確信しているから
ということだそうです。
思えば、自分は第1世代の抗ヒスタミン薬しか飲んだことがありません。
そんな状況を打破しようと、NPO 皮膚の健康研究機構という専門家の団体が、
日本として大掛かりな調査を行い、第2世代でも十分効き目があることを証明したようです。
眠気と効果は相関せず抗ヒスタミン薬で結論"風説"打破へ専門家ら NEWS47
慢性蕁麻疹とアトピー性皮膚炎に悩む500人をA群、B群に分け、
それぞれ第1世代、第2世代の薬を投与し、経過観察したところ、
眠気と効果の相関関係が認められなかったということです。
このことを上記、NPO法人 皮膚の健康研究機構では広めていきたいとのことです。
どの薬を処方するかは、医師の胸先三寸なところがありますし、
第2世代抗ヒスタミン薬を処方してくれとはなかなか言いにくいところもあるでしょう。
ただ、どうしても眠気が伴ってはまずいお仕事に従事されている方は、
しっかりその旨を医師に伝えることで、眠気による事故を避けたいものです。
慢性蕁麻疹をおもちのあなたは、いま、どんな薬を処方されているか?
もう一度、チェックしてみてはいかがでしょうか。
NPO法人 皮膚の研究機構
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