2011年10月5日水曜日

スポーツは体に悪い!?

秋となりました。

涼しくなり、運動会シーズンでもあります。

地区の運動会などで久しぶりに走ってあれれ、筋肉痛なんて方もいるでしょう。

また、近所に大型フィットネスジムが3軒ほどしのぎを削っておりますが、

3軒とも夜ともなると、ランニングマシンやエアロバイクで汗をかく

人々で混み合っています。

そんなスポーツですが、じつは体に悪いんです・・・

そのことは1992年に発表されたこちらの本に詳細に書かれています。

スポーツは体にわるい―酸素毒とストレスの生物学 (カッパ・サイエンス)

いまは、一般的に知られるようになった

活性酸素

について初めて日本で一般に紹介した書籍です。

著者の加藤邦彦博士によると、運動によって大量の酸素を消費することによって、

そのうちの約2%が活性酸素となり、これが体内でいろいろなトラブルを起こすと

いうことを平易に書いてあります。

この本に対して、スポーツ界から猛然と反発があったことは言うまでもありません。

しかし、一人として加藤博士を論破できる人はいませんでした。

なぜなら、過激なスポーツほど、寿命が短いという統計的データが存在するからです。

よくよく考えれば、スポーツにはケガがつきものであったり、一般人よりも風邪や

インフルエンザに罹ることが多いのも事実です。

なぜなら、運動することによって一時的に免疫が低下します。

この時に、風邪やインフルエンザを発症するのでしょう。

こう書くと、何だと批判を受けそうですが、加藤博士も私も、スポーツをやるなと

言っている訳ではありません。

スポーツには相応のリスクがある。

それを理解した上で、しっかり活性酸素対策をした上でスポーツをするべきという

考えの上に立っています。

とくに、ストレスに弱い慢性蕁麻疹やアトピー性皮膚炎などの持病をお持ちのあなたは、

スポーツで体力アップよりも、まず、体調を整えることが肝要であると考えます。

ですから、何度も書いておりますが、散歩、ウォーキング、簡単な体操などくらいが

ちょうど良いのです。

スポーツには、確かに達成感やチーム内での友情など素晴らしい面があることは、

否定しません。

しかし、このスポーツは体に悪いを読み返すたびに、やはりリスクは知った上で

取り組むべきものと感じ入る次第です。

20年近く前に書かれたものですが、今でも十分通じる理論ですので、

図書館などにあれば、一読することをお勧めします。

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