涼しくなり、運動会シーズンでもあります。
地区の運動会などで久しぶりに走ってあれれ、筋肉痛なんて方もいるでしょう。
また、近所に大型フィットネスジムが3軒ほどしのぎを削っておりますが、
3軒とも夜ともなると、ランニングマシンやエアロバイクで汗をかく
人々で混み合っています。
そんなスポーツですが、じつは体に悪いんです・・・
そのことは1992年に発表されたこちらの本に詳細に書かれています。
スポーツは体にわるい―酸素毒とストレスの生物学 (カッパ・サイエンス)
いまは、一般的に知られるようになった
活性酸素
について初めて日本で一般に紹介した書籍です。
著者の加藤邦彦博士によると、運動によって大量の酸素を消費することによって、
そのうちの約2%が活性酸素となり、これが体内でいろいろなトラブルを起こすと
いうことを平易に書いてあります。
この本に対して、スポーツ界から猛然と反発があったことは言うまでもありません。
しかし、一人として加藤博士を論破できる人はいませんでした。
なぜなら、過激なスポーツほど、寿命が短いという統計的データが存在するからです。
よくよく考えれば、スポーツにはケガがつきものであったり、一般人よりも風邪や
インフルエンザに罹ることが多いのも事実です。
なぜなら、運動することによって一時的に免疫が低下します。
この時に、風邪やインフルエンザを発症するのでしょう。
こう書くと、何だと批判を受けそうですが、加藤博士も私も、スポーツをやるなと
言っている訳ではありません。
スポーツには相応のリスクがある。
それを理解した上で、しっかり活性酸素対策をした上でスポーツをするべきという
考えの上に立っています。
とくに、ストレスに弱い慢性蕁麻疹やアトピー性皮膚炎などの持病をお持ちのあなたは、
スポーツで体力アップよりも、まず、体調を整えることが肝要であると考えます。
ですから、何度も書いておりますが、散歩、ウォーキング、簡単な体操などくらいが
ちょうど良いのです。
スポーツには、確かに達成感やチーム内での友情など素晴らしい面があることは、
否定しません。
しかし、このスポーツは体に悪いを読み返すたびに、やはりリスクは知った上で
取り組むべきものと感じ入る次第です。
20年近く前に書かれたものですが、今でも十分通じる理論ですので、
図書館などにあれば、一読することをお勧めします。
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