ここに故人のご冥福をお祈りします。
練習中の心筋梗塞。
スポーツは、極度のストレスを心身に掛けますから本当に注意が必要です。
巨人軍のコーチだった木村拓也さんがお亡くなりになったことも忘れられない
出来事であったものが、またも残念でなりません。
そこでスポーツをやっていらっしゃるあなた。或いはお子様が慢性蕁麻疹、あるいは
アレルギー体質で悩みながらスポーツをやっていらっしゃる方には、ぜひ、一読を
お勧めする本がございます。
スポーツは体にわるい―酸素毒とストレスの生物学 (カッパ・サイエンス)
1992年に発行された加藤邦彦さんの著書です。
20年近く前の書籍でありますが、色あせることなくスポーツの危険性について、
論理的かつ科学的に説明されています。
酸素毒とは、みなさまご存じの活性酸素です。
活性酸素は吸ったうちの約2%の酸素が体内で、毒性を持った形に変容し、
最後は水になり無毒化するのですが、この活性酸素が体内で遺伝子に傷を付けるなどして、
病気の原因を作ることが明らかになっています。
いま、問題となっています放射性物質も、放射性物質が体内に入ると、活性酸素が
大量に発生することによって、癌や白血病を発症することが明らかになっています。
本著は読んでいただければ分かりますが、スポーツをやめろと言っている訳ではありません。
健康によいと信じられているスポーツには、意外にも、いろいろな危険性があることを
教え諭してくれている書籍です。
私がつねに申し上げていますように、適度な強度な運動なら良いのですが、
過度な運動はけっして体にプラスにはならないということです。
そのことを理解した上で、スポーツによる達成感や倶楽部に所属することによって
学び知る人間関係などプラスの面を活かすためには、活性酸素対策が不可欠ということです。
活性酸素対策はアレルギー対策にも繋がりますので、また改めてご紹介します。
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